昨日、娘の下校時に雨がポツポツしてきましたので、傘を持って学校までお迎えに行きました。
さながら、童謡
『あめふり』のようです。
ただし、『かあさんが~♪』ではなく、『とうさんが~』ですけど・・・。
娘は、毎日お友達と一緒に登下校しますが、その歩みののろいことのろいこと。
お花があれば止まって摘んで、ダンゴムシを見付ければ捕まえて大事そうに持って・・・。
そのスピードは、童謡『うさぎとかめ』のカメさんのレベルです。
で、昨日。いつものように、お友達と止まって何かしていると思ったら・・・
「ナメクジいたよ~」
と、大声で言うわけです。続けて、「ナメクジの角をさわったら、引っ込んだよ~」と、いかにも楽しそう。
夜になっても、妻にその話を楽しそうにするんです。で、唱歌『かたつむり』を何回も歌っていました。
どうやら、ちょうど音楽の時間に『かたつむり』を習って歌ったばかりのようなんです。
娘にとっては、ナメクジもカタツムリも、大差はないんですね。
そこで私が、「ギターで『かたつむり』できるよ!」と教えてあげました。
娘も「やる!やる!」と乗り気だったので、宿題を終わらせて、娘に童謡専用ギターを渡しました。
娘は以前、童謡専用ギターで2曲、完璧では無いものの演奏できるようになっていました。
ただ最近は、やっぱりピアノの方が良いようで、童謡専用ギターの方は弾いていなかったんです。
それでも、『かたつむり』の最初の音だけ、どこの弦を弾くのか教えてあげると、ものの1分で歌いながら『かたつむり』の前半部分をだいたい弾いてしまいました。
つまり、最初の音以外は、自分で音を探して弾いていったことになります。
娘は、ピアノを弾くのが好きなので、多少は音に対する勘がありますが。それでも、歌のメロディさえ知っていれば、多くの子供たちが、自分で音を探しながら直ぐに弾けてしまうと思います。
それほど、童謡専用ギターでメロディを弾くのは簡単な事なんです。
ただ問題があるとすれば。あまりにも簡単過ぎるために、娘のように『直ぐに飽きてしまう』可能性があることです。
でも、それで良いと思っています。
練習しなければ弾けない楽器は、飽きてしまったらそこで終わりです。
でも、練習しなくても演奏できる童謡専用ギターは、いつでもどこでも、思い立った時に弾いて楽しめる。
これが本来の、音楽の楽しみ方だと思うんです。
娘が弾いた『かたつむり』は、レベル1の曲です。
厳密にいうと、『おまえの~♪』の『ま』の部分で、一回だけ左手を使わなければならないんですが。折角なので、左手を使わないでも弾けるように『アレンジ』しました。
つまり『アレンジ』は、以前の
『赤とんぼ』のように、演奏をより複雑にすることも出来ますが。一方で、演奏をシンプルに簡単にすることも出来るわけです。
『アレンジ』によって、童謡専用ギターでも、様々なジャンルや難易度の曲を、ある程度は誰でも演奏することが出来るようになるんですね。
『かたつむり』 作詞・作曲者不明
明治44年に『尋常小学唱歌』に掲載された唱歌ですね。
この曲、昭和に入ってから、一度教育の場から姿を消してしまったようです。その後、戦後になって『1年生のおんがく』で復活し、娘が習う事となったわけです。
改めて、童謡・唱歌の脈々とつながっていく生命力のようなものを感じます。
レベル1『かたつむり』演奏動画
童謡専用ギターのサイズはかなり小さいとはいえ、小学校1年生が持って弾くのはかなり大変です。娘も昨日は、台に載せて演奏していました。
そこで私も、今回は机に載せて演奏してみました。
弾き手や環境によって演奏スタイルを変えられるのも、この楽器の特徴です。
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