今朝のテレビ番組で『押し花のレンタルビジネスで60億円集める』という詐欺事件が報道されていました。
まずその集まった金額にビックリしたのですが、経緯はこんな感じらしいです。
1.フラワーアート製作会社の女社長が、運営するフラワーアレンジメント教室の生徒を集める。
2.集まった生徒に「教室の先生になれば収入になる」とフラワーアレンジメントの講師になることを勧める。
3.「講師になるにはお金がかかる」と説明する。
4.「簡単に儲けることが出来る投資がある」と生徒に話を持ち掛け、出資者を募る。
5.その後、出資者に配当金が支払われることはほとんどなく、詐欺の疑いで社長が逮捕された。
このような流れで、合計60億円もの資金を集めたということです。
容疑者である女社長は『自宅で簡単にお花の仕事ができる』『女性の自立を応援している』とうたい生徒を集めていたようです。
主婦を中心とする女性の心理に付け込んだ卑劣な手段です。
ただ、60億円ものお金が集まるということは、いかに主婦の方たちが『仕事を探し』『自立を考えている』かが分かるわけです。
私もちょうど4年前の今頃、『仕事を探し』『自立を考え』ていました。
この場合の『自立』は、『仕事をしある程度の収入を得ると同時に社会とのつながりを持つ』という感じです。
それ以前の私は、約10年間完全な専業主夫をしておりましたので、もちろん収入は一銭もありませんでした。ただ、下の娘が幼稚園の年中になる直前には、娘も私もだいぶ落ち着いてきて、自分の時間が多少は出来てきたため、自然と『そろそろアルバイトでもしないと』と考える様になっていったわけです。
当初は、ピザ屋、福祉施設、飲食店、工場など、これまで働いた経験のある職種でのアルバイトを考えていました。ただ、年齢的なこと(当時41歳)や、専業主夫という立場から、かなり躊躇していて実際には面接までは行っていません。
いや、躊躇した最も大きな理由は『正社員の経験も、役に立つ資格も何もない』という状態だったからかもしれません。
そんな時期に、別の用事で書店に立ち寄りました。そこで、運命的な本との出会いがあったんです。
自分はあまり本を読みませんが、書店に行くのは好きです。店内を当てもなく物色していると、時々、本がアピールしてくる時があります。それは平積みされているとか惹かれるポップが付いているとか、そんなことではなく。現に私がその時に出会った本は、背表紙しか見えませんでした。
ギター関連の著者として非常に有名な<宮脇 俊郎>氏の『音楽講師の始め方と続け方』という本です。
それまで、自分はギターの講師には絶対になれないと思っていました。でも、この本の背表紙を見た時、何か訴えかけてくるような感覚がしました。もしかしたらと思い、手に取ったんです。
正に、『本が自分を選んでくれた』という感じです。
直ぐに本を購入し、熟読し、今に至っています。この本と出会わなかったら、ギター教室の講師にもなっていませんし、よなおしギターも生まれていません。
書店は、こういうことがあるので好きなんです。インターネットでは絶対に体験できないでしょう。
話が横道に逸れましたが。『正社員の経験も、役に立つ資格も何もない』私が、仕事を始め、少ないながらも収入を得ることが出来るようになったのは、『ギターが弾ける』というたった1つのアピールポイントのお蔭なんです。
もちろん、講師ですから、教え方も上手くなくては駄目ですが、そもそもギターが弾けなければギター教室の講師になろうとは思いませんからね。
自宅を教室にすることで、家事をやり子ども達を見ながら仕事が出来ますし、生徒さんを通して社会とのつながりも持てています。仕事とプライベートが分け難いということもありますが、ある程度は時間を好きなように調整できる利点もあります。
自分のような主夫にとっては一番良い働き方だと思っています。
そう考えると、何か1つでもアピールポイントを持つことが出来るならば、詐欺で逮捕された女社長の『自宅で簡単に仕事ができる』といううたい文句は非常に魅力的です。60億円ものお金が集まった事実もそれを裏付けていると言ってもいいかもしれません。
私がよなおしギターを考案した時、自分の主夫経験から『世の中のお母さん達に弾いてもらいたい!』と思いました。そうすることで、少しでも楽しく子育てが出来ればイイなと。
ただ、このギターは、お母さん達に子育てツール以外の利用価値を提供することが出来るかもしれません。それは、『自宅で仕事ができる』ということ。
つまり、『よなおしギター教室の講師』というお仕事です。
個人でやる音楽教室は、ピアノやバイオリンやギターなど、講師本人が小さいころから楽器に携わり、場合によっては音大を卒業していなければ出来ないこともありますよね。それが、よなおしギターは、習得がどんな楽器よりも簡単です。つまり、講師になるのも他の楽器に比べて圧倒的に簡単ということなんです。
料理や前出のフラワーアレンジなどの大人になってからでも習得できる技術で先生になるのと同じということですね。
いや、私見では、よなおしギターの講師になるより、好みやセンスが大きく影響する料理教室やフラワーアレンジメント教室などの講師になる方がよっぽど難しいです。
しかもこの楽器は、年齢も性別も問わずに楽しめます。ということは、生徒さんを集めやすいと同時に、自分でターゲットを自由に選択できるということです。子ども、高齢者、同年代、同性異性、グループ、個人、どこをターゲットにしても、同じように生徒さんを集めることが出来るでしょう。
よなおしギターは、いずれは日本人なら誰でも知るようになる楽器です。それは間違いありません。ただ、これからしばらくは、全ての人がこの楽器の初心者です。単純に、先に始めた人が先生となり得ます。
既存の楽器や習い事では、『生徒さんの方が知識が豊富で上手だったらどうしよ~』という心配が少なからずありますが、その心配もあまりする必要が無いということですね。
今後、よなおしギターの講師になるのに必要な技術や知識などを伝えるための手段を確立していこうと思っています。
皮肉にも、『押し花のレンタルビジネスで60億円集める』という犯罪が報道されたその日にこんな記事を書いていますが。もちろん、よなおしギターの講師になる為に必要な正当な受講料などは必要となりますが、投資を持ちかけるようなことはしませんよ。
『自宅で簡単に仕事ができる』『女性の自立を応援している』と堂々とうたい実行できる時が、よなおしギターさえあれば絶対に来ると思っています。
よなおしギター
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