2015年06月26日
アメイジング・グレイス
先日の記事(少し間が空いてしまいましたが)にて、『よなおしギターはチューニングを変えることにより様々な国や地域の独特の響きを簡単に出せる』ということをご説明しました。
その記事の中で、チューニングを沖縄音階といわれる音階に変えることで、沖縄の独特の響きをある程度は簡単に演奏できることをご覧いただきました。
もちろん、沖縄に古くから伝わる楽器『三線』の独特で心に響く音色には遠く及びませんが。それでも、沖縄独特の音の響きを簡単に体験できる1つの方法であるのは確かだと思います。
さて本日は、前回同様に、様々な国や地域の独特の響きを簡単に出す体験をして頂きますが。今回は、チューニングを変えることはしません。
つまり、よなおしギターのチューニングは『ヨナ抜き音階のまま』ということです。
チューニングを変えずに『様々な国や地域の独特の響きを簡単に出す体験をする』とは、どういうことかと言いますと・・・
実は、日本以外にも『ヨナ抜き音階』を固有の音階として持っている国や地域があるということなんですね。
そういった国や地域の曲なら、当然、よなおしギターのチューニングを変えなくても、簡単に演奏して楽しむことが出来るわけです。
日本以外で『ヨナ抜き音階』を使う地域として最も日本に馴染が深いのは、スコットランドだと思います。
いわゆる『スコットランド民謡』と言われる曲には、やはり<ド・レ・ミ・ソ・ラ>の5つの音を中心に作られた曲が多いようです。
例えば、『蛍の光』は日本でもとても有名な曲ですが、もともとはスコットランド民謡の曲を編曲したものだそうです。それを明治時代になり日本語の歌詞を付けて『小学唱歌集』に載せたことで、日本でもここまで広まりました。
『蛍の光』は、ヨナ抜き音階のみで演奏できる曲です。
また同じように『故郷の空』という有名な曲も、すっかり日本の唱歌のような感じがしますが、元はスコットランド民謡を少し編曲して日本語の歌詞を付けたものです。
『故郷の空』は、曲中1音だけ<ファ>(四番目の音)が出てきますが、他は全てヨナ抜き音階で構成されています。
つまり、これらの曲は、よなおしギターを使えば簡単に演奏することが出来るということで。それにより、他の多くのスコットランド民謡も、やはりよなおしギターの『普通のチューニング』で簡単に演奏できるのではないかという予想が出来るわけです。
そして今日、もう1曲ご紹介する曲が『アメイジング・グレイス』です。
この曲は、イギリスの牧師ジョン・ニュートン氏の作詞による讃美歌ですが。実は、作曲者は不明です。ただ、スコットランド民謡の影響を受けて作られているのではないかという説があります。
そう言われる理由の一つが、この曲が純粋に『ヨナ抜き音階のみで作られた曲』だからなのかもしれません。
そうなんです、世界中でとても有名な『アメイジング・グレイス』は、ヨナ抜き音階だけで演奏することが出来る曲で。つまり、よなおしギターで簡単に演奏することが出来る曲なんです。
もしかすると、ヨナ抜き音階だけで出来た曲の中で、世界的に最も有名な曲かもしれませんね。
このように、よなおしギターは、チューニングを変えたり、あるいはそのままのチューニングでも、日本の童謡や唱歌に限らず様々な国や地域の響きを簡単に演奏することが出来る楽器なんですね。
今回は、音源のみのアップとなります。
全部で3回演奏していますが、全てよなおしギター1本での演奏です。3回それぞれ、少しずつ違った方法で演奏しています。
1回目の演奏は、あまりリズムや拍子のことは考えず、鼻歌を歌うような感じでシンプルに演奏してみました。私が『アメイジング・グレイス』を鼻歌で歌えば、多分こんな感じになるでしょう。
よなおしギターを使えば、この程度の演奏は普通のギターで演奏するよりも圧倒的に簡単に出来ます。
2回目の演奏は、低音(ベース音)を入れて、ある程度リズムと拍子を正確に演奏するように心掛けました。この曲は4分の3拍子で、当然原曲の雰囲気を表現するにはしっかり4分の3拍子で演奏した方が良いと思います。ただ、それでも私の演奏はなんとなく適当になっていますが・・・。
3回目の演奏は、とにかく音をたくさん入れてみました。良く言えばダイナミックに、悪く言えばうるさい演奏です。ここでも、リズムや拍子はある程度無視しています。
演奏を楽しむという意味では、こんな感じで、ご自分で好きなようにイロイロと演奏方法を変えていくと良いと思います。自分のレベルに合った、好みに合った演奏を見付けていく感じです。
演奏が簡単なよなおしギターなら、そういった楽しみ方も比較的簡単にできる様になるでしょう。
ブログの引っ越しをしました!
新ブログのURLは以下になります。(クリックしていただくと新しいブログが開きます)
http://yonaoshiguitar.blog.jp/
その記事の中で、チューニングを沖縄音階といわれる音階に変えることで、沖縄の独特の響きをある程度は簡単に演奏できることをご覧いただきました。
もちろん、沖縄に古くから伝わる楽器『三線』の独特で心に響く音色には遠く及びませんが。それでも、沖縄独特の音の響きを簡単に体験できる1つの方法であるのは確かだと思います。
さて本日は、前回同様に、様々な国や地域の独特の響きを簡単に出す体験をして頂きますが。今回は、チューニングを変えることはしません。
つまり、よなおしギターのチューニングは『ヨナ抜き音階のまま』ということです。
チューニングを変えずに『様々な国や地域の独特の響きを簡単に出す体験をする』とは、どういうことかと言いますと・・・
実は、日本以外にも『ヨナ抜き音階』を固有の音階として持っている国や地域があるということなんですね。
そういった国や地域の曲なら、当然、よなおしギターのチューニングを変えなくても、簡単に演奏して楽しむことが出来るわけです。
日本以外で『ヨナ抜き音階』を使う地域として最も日本に馴染が深いのは、スコットランドだと思います。
いわゆる『スコットランド民謡』と言われる曲には、やはり<ド・レ・ミ・ソ・ラ>の5つの音を中心に作られた曲が多いようです。
例えば、『蛍の光』は日本でもとても有名な曲ですが、もともとはスコットランド民謡の曲を編曲したものだそうです。それを明治時代になり日本語の歌詞を付けて『小学唱歌集』に載せたことで、日本でもここまで広まりました。
『蛍の光』は、ヨナ抜き音階のみで演奏できる曲です。
また同じように『故郷の空』という有名な曲も、すっかり日本の唱歌のような感じがしますが、元はスコットランド民謡を少し編曲して日本語の歌詞を付けたものです。
『故郷の空』は、曲中1音だけ<ファ>(四番目の音)が出てきますが、他は全てヨナ抜き音階で構成されています。
つまり、これらの曲は、よなおしギターを使えば簡単に演奏することが出来るということで。それにより、他の多くのスコットランド民謡も、やはりよなおしギターの『普通のチューニング』で簡単に演奏できるのではないかという予想が出来るわけです。
そして今日、もう1曲ご紹介する曲が『アメイジング・グレイス』です。
この曲は、イギリスの牧師ジョン・ニュートン氏の作詞による讃美歌ですが。実は、作曲者は不明です。ただ、スコットランド民謡の影響を受けて作られているのではないかという説があります。
そう言われる理由の一つが、この曲が純粋に『ヨナ抜き音階のみで作られた曲』だからなのかもしれません。
そうなんです、世界中でとても有名な『アメイジング・グレイス』は、ヨナ抜き音階だけで演奏することが出来る曲で。つまり、よなおしギターで簡単に演奏することが出来る曲なんです。
もしかすると、ヨナ抜き音階だけで出来た曲の中で、世界的に最も有名な曲かもしれませんね。
このように、よなおしギターは、チューニングを変えたり、あるいはそのままのチューニングでも、日本の童謡や唱歌に限らず様々な国や地域の響きを簡単に演奏することが出来る楽器なんですね。
今回は、音源のみのアップとなります。
全部で3回演奏していますが、全てよなおしギター1本での演奏です。3回それぞれ、少しずつ違った方法で演奏しています。
1回目の演奏は、あまりリズムや拍子のことは考えず、鼻歌を歌うような感じでシンプルに演奏してみました。私が『アメイジング・グレイス』を鼻歌で歌えば、多分こんな感じになるでしょう。
よなおしギターを使えば、この程度の演奏は普通のギターで演奏するよりも圧倒的に簡単に出来ます。
2回目の演奏は、低音(ベース音)を入れて、ある程度リズムと拍子を正確に演奏するように心掛けました。この曲は4分の3拍子で、当然原曲の雰囲気を表現するにはしっかり4分の3拍子で演奏した方が良いと思います。ただ、それでも私の演奏はなんとなく適当になっていますが・・・。
3回目の演奏は、とにかく音をたくさん入れてみました。良く言えばダイナミックに、悪く言えばうるさい演奏です。ここでも、リズムや拍子はある程度無視しています。
演奏を楽しむという意味では、こんな感じで、ご自分で好きなようにイロイロと演奏方法を変えていくと良いと思います。自分のレベルに合った、好みに合った演奏を見付けていく感じです。
演奏が簡単なよなおしギターなら、そういった楽しみ方も比較的簡単にできる様になるでしょう。
ブログの引っ越しをしました!
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